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【”さしみ”はメインディッシュになる?】一人暮らし医師のズボラ飯

さしみアイキャッチ 食材・食事の具体例
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みなさんは、お刺身は食べられますか?スーパーの鮮魚コーナーで刺身の盛り合わせが売られていますが、「ちょっと、量が少なくない?」と感じることはありませんか?刺身の盛り合わせはメインディッシュになるのでしょうか?それとも、おまけ?

こんにちは、現役内科医師の「えま」です。医師歴25年、総合診療部や代謝内科で勤務してきました。一人暮らしの中で、日々の食生活を工夫しながら過ごしています

今回は、さしみを取り上げます。お魚は良質な脂質を含み、たんぱく質も豊富な食品です。しかし、安くはありません。刺身だけでは、お腹いっぱいになりにくいかもしれません。普通の刺身盛りを買っておかずにしても、大丈夫でしょうか?少し気になったので、今回調べてみました

結論から言うと、スーパーで売られている刺身盛り一人前は、メインディッシュと考えて大丈夫そうです。種類により、栄養や満足感が異なるので、ご自身に合ったお魚を選びましょう。満足感は、脂の乗り(脂質)がポイントです。もちろん、主食(ごはん)や副菜(野菜)もあわせて摂る必要があります
美味しいお刺身を気軽に楽しみながら、日々の食生活を少しだけ豊かにしてみませんか?この記事が、快適な食生活のヒントになれば幸いです

刺身盛り合わせ一人前の栄養は?

スーパーの刺身盛りは、まぐろ・大トロ・サーモン・はまち・ほたて・あじ・イカなどが入っていることが多く、おおむね80〜120gの範囲が一般的です。今回は、刺身一人前を100gと仮定して考えます

まぐろ赤身

まぐろ(赤身)(100gあたり)

カロリー 125kcal
たんぱく質 26g
脂質 1g

大トロ

大トロ(100gあたり)

カロリー 310kcal
たんぱく質 20g
脂質 28g

サーモン

サーモン(養殖)(100gあたり)

カロリー 230kcal
たんぱく質 22g
脂質 15g

はまち

はまち(100gあたり)

カロリー 250kcal
たんぱく質 21g
脂質 17g

ほたて

ほたて(100gあたり)

カロリー 90kcal
たんぱく質 16g
脂質 1g

あじ

あじ(100gあたり)

カロリー 120kcal
たんぱく質 21g
脂質 4g

イカ

イカ(100gあたり)

カロリー 76kcal
たんぱく質 18g
脂質 0.8g

これらのお刺身を、3つのグループに分けて考えてみましょう

①しっかり満足感が得られる…大トロ、サーモン、はまち
②あっさり…ほたて、イカ
③「しっかり満足感」と「あっさり」の中間…まぐろ(赤身)、あじ

ジョニー
ジョニー

サーモン大好きです!

えま
えま

脂がのったサーモンは満足感が高いですよね
その分カロリーは高めですが、食べ過ぎなければ大丈夫です

刺身一人前はメインのおかずになる?…結論は「なる!」

お刺身には豊富なたんぱく質が含まれ、メインディッシュ(主菜)にピッタリです。しかし、脂質の多さで満足感が異なります。次の3グループに分類して考えると、分かりやすいでしょう

グループ①しっかり満足感が得られる…メインになりやすい

今回取り上げた食材では、「大トロ、サーモン、はまち」が該当します。脂がのっていて満足感が高く、カロリーも摂れます

グループ②あっさり…少し物足りないかも

今回取り上げた食材では、「ほたて、イカ」が該当します。カロリーと脂質が控え目なので、少し多めに食べると良いかもしれません。または、他のお刺身と組み合わせると良いでしょう

グループ③「しっかり満足感」と「あっさり」の中間…十分メインになる

今回取り上げた食材では、「まぐろ(赤身)、あじ」が該当します。たんぱく質がしっかり摂れ、脂質はほどほどです

刺身をメインディッシュにする”メリット”は?

刺身はメインディッシュになるけれど、魚の種類によって栄養や満足度が異なることが分かりました。では、刺身をメインにするメリットは何でしょうか?次のようなことが考えられます

メリット①調理不要で、すぐに食べられる

自炊をしない一人暮らしの方は、「料理が苦手」「洗い物が面倒くさい」「煙や油で部屋が臭くなるのが嫌」という方も多いでしょう。その点、刺身は簡単です。買ってきて、お醤油で食べて、空容器を捨てるだけです。外食と違って、自宅で落ち着いて食べられるのも良いですね

メリット②その日の気分で、好きな魚を選べる

鮮魚コーナーに行くと、様々なお刺身が売られています。各種盛り合わせや、一種類のお魚だけのお刺身。すでに切られているものや、自分で切って盛り付けるタイプもあります。その日に食べたいものは、毎日変わります。種類豊富なのはうれしいですね

刺身をメインディッシュにする”デメリット”は?

デメリット①かさが少ない

刺身盛り一人前で「お腹いっぱい」とはなりにくいでしょう。栄養的に十分であっても、それでお腹が満足できるとは限りません。主食(ごはん)や副菜(野菜、汁物)と組み合わせて、満足感をアップしましょう。簡単に済ませたければ、ご飯はパックライスで良いですし、汁物はフリーズドライで良いでしょう

デメリット②値段が高い

から揚げやコロッケと比べて、お刺身は「値段の割に満足感が低い」と感じる方も多いでしょう。新鮮なお魚は、それなりに鮮度管理が必要なので、そこそこ良い値段がします。「から揚げを少し+お刺身を少し」という組み合わせでも、良いかもしれません

または、切っていないサク(刺身用の切り身)を自分で切ると、割安で買うことができます。包丁とまな板があれば簡単に切れるので、手間とコストを考えて選びましょう
さらにお刺身は、閉店前に割引シールが貼られることが多いです。スーパーの割引タイムを確認し、「チャンス」の時だけお刺身を楽しむのも良いでしょう
予算の範囲内で楽しく食べることが、食事の満足感を上げるコツです

デメリット③脂質量の違いにより、満足感の幅が広い

脂質量が違うので、「ホタテはあっさり」ですが、「大トロは満足感が高い」といえます。もちろん、食べる量次第なので、ちょうどいい量を買う必要があります

ジョニー
ジョニー

刺身だけだと、お腹が空きそうです…

えま
えま

お刺身だけでお腹いっぱいにするのは、難しいかもしれません
ごはんや汁物を添えて、よく噛んで食べると満足感がぐっと上がりますよ

ジョニー
ジョニー

刺身って値段が気になるんだよね…

えま
えま

調理時間ゼロと考えると、時間の節約という意味でコスパは悪くありません
割引きされたタイミングを狙うのもいいでしょう

まとめ

スーパーで売られている刺身盛り一人前(約100g)は、主菜(メインディッシュ)として十分使えると思われます。値段、満足感を考えて、自分に合ったお刺身を選ぶのがコツです。主食・副菜を合わせることで満足感とバランスが取りやすくなります

火を使わずに美味しく食べられる刺身は、一人暮らしの強い味方。気負わずに取り入れつつ、楽しく続けられる食生活を工夫してみましょう

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