”そば”(蕎麦)は、手軽で美味しいめん類です。
気分や体調に合わせて、冷たい麺も温かい麺も選べる。時間がない時もすぐに用意が出来て、さっと食べられる😊
一人暮らしの食生活と、相性の良い食材といえるでしょう。
🧑⚕️では、”そば”は一人暮らしの食生活で、どれくらい「使える」のでしょう?
こんにちは、現役内科医師の「えま」です。医師歴25年、総合診療部や代謝内科で勤務してきました。一人暮らしの中で、日々の食生活を工夫しながら過ごしています
今回は”そば”を取り上げます。記事の中で”そば”の栄養を確認し、「高級な”そば”」と「スーパーで特売されている安い”そば”」を比較します。
この記事を読むと、「そばのメリット」や「そばを普段の食生活に取り入れるコツ」について、知ることが出来ます。
この記事の結論は、次の通りです
💬“そば”には、たんぱく質が比較的多く含まれる
💬”そば”の栄養や食感は、製品ごとに異なる。”そば粉:小麦粉” の比率が大切
💬そば粉と小麦粉の割合は、製品の表示ラベルで確認する。お店では、商品名などをチェック
💬”そば”の栄養をしっかり摂りたい場合は、そば粉の割合が高いものを選ぶ
💬”納豆卵わかめそば”がおすすめ。物足りなければ、おにぎりを一つ加えてもOK
”そば”には「そば粉、小麦粉、食塩」が含まれています。”そば粉:小麦粉”の割合により、栄養・食感・値段が違います。
上手に”そばを”活用すれば、「手間無し、そこそこ健康的」な食生活に、また一歩近づけるでしょう。
美味しくて手軽な”そば”を活用して、かしこい食生活を。この記事が、快適な一人暮らし生活のヒントになれば幸いです😊
(※”そば”アレルギーの方は、召し上がらないでください)
”そば”の栄養は?
💬”そば”には「そば粉、小麦粉、食塩」が含まれています。
💬”そば粉:小麦粉” の割合により、栄養が異なります。
小麦粉の割合が上がるほど、栄養や食感は”うどん”に近づきます。
ここでは、小麦粉を含まない”そば”である「十割蕎麦」の栄養を確認します。比較としてパックご飯1人前の栄養も示します。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) パックご飯 国産米 150g
栄養成分表示 1食(150g)あたり
エネルギー:216kcal
たん白質:3.5g
脂質:0.7g
炭水化物:49.1g
食塩相当量:0g
ごはんと比較してみましょう。”そば”は、カロリーに占める”たんぱく質”の割合が高いことが分かります。
なお、”そば”はビタミンB群を含みますが、十分な量ではありません。こうした栄養素は、他のおかずで補う必要があります。
ちなみに、ビタミンB1は、豚肉・玄米・ごま等に多く含まれます。ビタミンB2は、魚介類・のり・納豆・卵などに多く含まれます。
”そば”は、そば粉と小麦粉の比率が重要!
🧑⚕️”そば”には「そば粉、小麦粉、食塩」が含まれ、”そば粉:小麦粉”の比率により栄養が異なります。また、風味、食感、値段も違います。
”そば粉:小麦粉”の比率により、次のような特徴があります。
✔️そば粉の割合が高いほど、”そば”の風味が強まり、食感はざらざらした感じになる。値段は高め
✔️小麦粉の割合が高いほど、”つるっとした食感”になる。値段を安く抑えられるので、スーパーの安い”そば”は、小麦粉の割合が高め。
つまり、小麦粉の割合が高い”そば”は、栄養も食感もうどんに近くなります。
なお、「立ち食いそば」や「スーパーで安く手に入れられる”そば”」はそば粉よりも小麦粉の割合が高めなので、たんぱく質は少なめです😲

”そば”にも、色々あるんですね。

お手頃な”そば”は小麦粉を多く含むので、”うどん”に近いようです。

食べたら、違いは分かりますか?

はい、風味や食感が違います。栄養も違います。

”そば”には”ルチン”が含まれていて体にいい、と聞いたことがあります。
それは、本当ですか?

私が調べた限りでは、”ルチン”により病気が治ったり、予防できるという「証明」は確認できませんでした。少なくとも、薬として販売されてはいません。
そば粉:小麦粉…比率の確認方法は?
前の章では、そば粉:小麦粉”の比率が重要だとお話ししました。それは、どのように確認するのでしょうか?
一般的な目安は次の通りです。そばをお店で購入する際と、そば屋で食べる際に分けて説明します。
①そばをお店で購入する際の、そば粉割合の確認方法
🧑⚕️その商品にどんな原材料が多く含まれているか、簡単に確認する方法があります。商品ラベルの「原材料名」の一番最初に何が書かれているか、見てください。
原材料名の表示は、含有量の多い順に記載されます。
✔️「そば粉 → 小麦粉」と並んでいれば、そば粉が比較的多い(おおむね5割以上)と考えらる
✔️「小麦粉 → そば粉」となっていれば、そば粉よりも小麦粉を多く含む(そば粉は5割未満)と考えられる

🧑⚕️例として、市販されている”そば”のラベルを見てみましょう。この商品では、原材料名の表示が「小麦粉 → そば粉」の順になっています
🧑⚕️つまりこの商品は、そば粉よりも小麦粉を多く含んでいます。
🧑⚕️このルールを知っているだけで、スーパーで迷わなくなります。「そばの栄養をたっぷり食べたい」という場合は、原材料名表示の一番最初に”そば粉”と書かれた製品を選びましょう
②そば屋で食べる際の、そば粉割合の確認方法
🧑⚕️外食店で”そば”を食べる場合は、そば粉割合を簡単に知る方法がありません。「必ずきちんと表示しなさい」というルールが無いのです。
そば屋でそば粉割合を知るための大まかな目安は、次の通りです
その1『商品名から推測する』
十割そば:そば粉100%
一九そば:そば粉9割+小麦粉1割
二八そば:そば粉8割+小麦粉2割
五割そば:そば粉5割+小麦粉5割
立ち食いそば:そば粉5割未満の商品が多い(例外あり)
その2『お店の雰囲気から推測する』
✔️そば専門店であり、そばを打っている様子が見られる…そば粉割合が高そう
✔️「そば湯はいかがですか?」と店員さんから尋ねられる…そば粉割合が高そう
✔️すごく安い…そば粉の割合は低そう。ただし、企業努力でそば粉を多めにしているお店もあるので、一概には言えない

”そば”は、そば粉:小麦粉の比率が重要なんですね。
立ち食いそば屋の”そば”は、そば粉割合が低いんですか?

お店ごとに異なります。
そば粉割合が低くて小麦粉が多いほど、安く提供できて、のど越しがつるつるします。
メニュー例:納豆卵わかめそば
🧑⚕️メニュー例として、”納豆卵わかめそば”を考えてみましょう。中身は、「納豆一パック、卵一個、わかめ、そば(十割蕎麦)」です。
このメニューの栄養はどうでしょう?そば・納豆・卵・わかめの栄養をそれぞれ調べて、それをすべて足し算すれば、”納豆卵わかめそば”の栄養が、推測できます。

<十割蕎麦の栄養>
十割蕎麦 一人前の栄養(乾麺で100g相当)
エネルギー:357kcal
たんぱく質:10.5g
脂質:2.8g
炭水化物:72.4g(食物繊維:およそ3g)

<納豆の栄養>
納豆 一パック(50g)の栄養
エネルギー:92kcalたんぱく質:8.3g
脂質:5g
炭水化物:6g
(食物繊維:4.8g)

<卵の栄養>
卵(殻付き卵1個60g)の栄養
エネルギー:74kcal
たんぱく質:6.4g
脂質:5.3g
炭水化物:0.2g

<わかめの栄養>
わかめ(水戻し後30g)の栄養
エネルギー:7kcal
たんぱく質:0.6g
脂質:0g
炭水化物:1.7g
(食物繊維:1.1g)
これらをすべて単純に足し算すると、次のようになります。なお、だし汁は計算に入れていないので、ご了承ください

<納豆卵わかめそば(一人前)の栄養>
エネルギー:530kcal
たんぱく質:25.8g
脂質:13.1g
炭水化物:80.3g
(食物繊維:およそ9g)
一人暮らしで不足しがちな、”たんぱく質””食物繊維”をしっかり摂ることが出来ます。物足りない方は、おにぎりを一つ加えると良いでしょう。
簡単に作れて、体にうれしい一品です。メニュー候補にいかがですか?
納豆はたんぱく質、ミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富で、体にうれしい食品です。
健康的なうえ、お手軽・節約食材でおすすめです。
詳しくは、【納豆: 朝食におすすめ!】一人暮らし・ズボラ飯を考えるをご覧ください
おにぎりは「主食」であり、たんぱく質はあまり含みません。
たんぱく質豊富な”納豆卵わかめそば”と相性が良さそうです。
詳しくは、【おにぎり(コンビニ/スーパー)】をご覧ください
まとめ
この記事では、”そば”の栄養や、”そば”に含まれる小麦粉の割合について、詳しく解説しました。
ポイントは次の通りです。
💬“そば”には、たんぱく質が比較的多く含まれる
💬”そば”の栄養や食感は、製品ごとに異なる。”そば粉:小麦粉” の比率が大切
💬そば粉と小麦粉の割合は、製品の表示ラベルで確認する。お店では、商品名などをチェック
💬”そば”の栄養をしっかり摂りたい場合は、そば粉の割合が高いものを選ぶ
💬”納豆卵わかめそば”がおすすめ。物足りなければ、おにぎりを一つ加えてもOK
夏は冷たく、冬はあたたかい”そば”で、心も体も元気になりましょう!
この記事が、皆様の健康づくりと、快適なズボラ飯ライフのお役に立てれば幸いです😊
免責事項
・本記事で提供する健康情報は、あくまで一般的な内容であり、一個人としての経験や知見に基づいて発信しています
・紹介する食品や食材を多量に摂取することで、病気が治ったり、健康がより増進するものではありません
・サプリメントや健康食品は、あくまで日々の食事を補う手段の一つです。持病のある方や薬を服用中の方は、自己判断せず、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください
・当サイトでは、個別の健康相談には応じておりません。現在、治療や保健指導を受けている方は、必ず担当医の方針を優先してください




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