バナナは安くて、皮むくだけで食べられて、常温で日持ちします。一人暮らしのズボラ飯としては、手間なし・節約の優秀な食材です
こんにちは。私は現役内科医師の「えま」です。医師歴は25年、総合診療部や代謝内科で勤務してきました。一人暮らしをしています
この記事では、そんなバナナが「一人暮らしのズボラ飯」として本当に使えるのか?医師の視点も交えて考えてみます
一人暮らしで「朝ごはん、何を食べればいいかわからない…」と悩んでいる方に向けて、バナナがどれだけ使えるのか、医師の視点からやさしく解説します
この記事の結論は、ざっくり次の三点です
①カリウムや食物繊維が不足している人にピッタリ
②時間のない朝にサッと食べられて便利
③腎臓病がある方は、医師に相談を
一人暮らしのリアルな生活に寄り添いながら、バナナの魅力と注意点をやさしく解説します

こんにちは。内科医のえまです。一人暮らし歴、けっこう長いです(笑)

朝ごはん、何食べたらいいのか、いつも悩んでて…

そんなあなたにピッタリなのが、バナナなんです!

バナナの何がいいの?

それはね…
①カリウムや食物繊維が不足している人にピッタリ
②時間のない朝にサッと食べられて便利
バナナの栄養は…カリウム・食物繊維・体に吸収されやすい炭水化物(糖質)など
カリウム
カリウムは、ナトリウムの排泄を促進します。塩分摂りすぎの方に、うれしい効果が期待できます
(注意…医師から腎臓病と言われている方は、カリウム摂取について医師の指示に従ってください)
野菜や果物には血圧を下げる働きのあるカリウムという栄養素が多く含まれています。積極的に食べるよう心がけましょう
(引用元:栄養・食生活と高血圧、厚生労働省)
By contrast, K lowers BP by promoting the excretion of Na, suppressing Na absorption, reducing salt sensitivity, and promoting vasodilation.
(引用元:日本高血圧学会 尿ナトリウム/カリウム比(尿ナトカリ比)ワーキンググループ コンセンサスステートメント、Nature)
食物繊維(不溶性食物繊維)
バナナに含まれる不溶性食物繊維は、お腹の調子を整えたい方やお通じの気になる方に適しています
また、食物繊維の働きにより腹持ちが良く、「しっかり食べた」という満足感も得られやすくなります
食物繊維は、便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないものです
(引用元:食物繊維、厚生労働省)
体に吸収されやすい炭水化物(糖質)が豊富
すぐにエネルギーに変わる単糖類(ブドウ糖、果糖)や、比較的緩やかに作用するショ糖やでんぷん。異なる性質の糖質を含んでいます
バナナにはブドウ糖、果糖、でん粉などのさまざまな種類の糖が含まれているため、脳に即時にエネルギーを届けたり、運動時に必要なエネルギーを貯蔵している筋肉中のグリコーゲンの補給をしたりなど疲労回復に役立ちます
(引用元:バナナの栄養素 健康効果、株式会社明治)
バナナは、時間のない朝にサッと食べられて便利。リラックス効果もある?!
皮をむくだけですぐ食べられる
バナナは、包丁もお皿もいらず、ただ皮をむくだけで食べられる。手間の要らないフルーツは、朝の慌ただしい時間に重宝します
一日の始まりにフルーツを食べて、リラックス出来る
一日の始まりに、よく熟れたバナナを一口。その自然な甘さと柔らかな食感が、慌ただしい朝にふとした「間」を与えてくれます
ほんのひとときでも、頭の中を空っぽにして甘味と食感だけを味わう。そんな一日の始まりも良いものです
腎臓病がある方は、医師に相談を
医師から腎臓病と言われている方は、カリウム摂取について医師の指示に従ってください
腎機能が低下すると、電解質の1つであるカリウムの排泄も減少し、「高カリウム血症」が認められます。したがって、カリウム制限が必要になります
(引用元:東京女子医科大学ウェブサイト)
私はこんなふうに食べています
朝食例
- フルーツグラノーラ
- 豆乳 (代わりにヨーグルトでもOK)
- マルチビタミンサプリ
- バナナ
包丁も加熱もいらない。あっという間に準備完了!手間なし・節約・そこそこ健康的な朝食で一日をスタートさせましょう!
まとめ|バナナは、ズボラ飯の心強い相棒

毎日同じでOKな人も、そうじゃない人も。バナナはおすすめです!

ズボラ飯リストに、バナナ…メモっとこ
「朝食は毎日同じメニューでもよい」という方も、毎日同じは嫌な方も、バナナは有力な候補!
ローテションメニューの一つとして、バナナは「使えます!」ズボラ飯リストに加えてみては?
免責事項
・本記事で提供する健康情報は、あくまで一般的な内容であり、一個人としての経験や知見に基づいて発信しています
・紹介する食品や食材を多量に摂取することで、病気が治ったり、健康がより増進するものではありません
・サプリメントや健康食品は、あくまで日々の食事を補う手段の一つです。持病のある方や薬を服用中の方は、自己判断せず、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください
・当サイトでは、個別の健康相談には応じておりません。現在、治療や保健指導を受けている方は、必ず担当医の方針を優先してください
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