【フルーツグラノーラ(フルグラ)：朝食におすすめ！】一人暮らし・ズボラ飯を考える

　今回は、スーパーでよく売られているフルーツグラノーラを取り上げます。ときどき安売りしてるし、大容量でコスパ良さそうですね
　こんにちは。私は現役内科医師の「えま」です。医師歴は25年、総合診療部や代謝内科で勤務してきました。一人暮らしをしています
　この記事では、フルグラが「一人暮らしのズボラ飯」にとして本当に使えるのか？医師の視点も交えて考えてみます
　実は、フルグラだけで済ませると栄養がかたよります。「蛋白質が足りない」ことが問題です
　ですが、足りないものは調整すればOK！この記事では、「牛乳、サラダチキン、バナナなどを加えることで、バランスが良くなる」「栄養がかたよりがちな方は、マルチビタミンなどのサプリメントも考慮」といった内容を提案します　

私はこんなふうに食べています

朝食例

• フルーツグラノーラ(カルビー)50g
• 牛乳200ml (牛乳の代わりにヨーグルトでもOK)
• サラダチキン 1つ
• バナナ1本

包丁も加熱もいらない。あっという間に準備完了！手間なし・節約・そこそこ健康的な朝食で一日をスタートさせましょう！

朝食例にひと工夫…ビタミンが足りてますか？

必要な栄養素は、食事で摂ることが大原則です。食事だけで十分なビタミンやミネラルを摂取できない場合は、マルチビタミン/ミネラル サプリメントを検討して良さそうです
妊娠中・治療中の方は、医師・薬剤師に相談して下さい

米国連邦政府の「Dietary Guidelines for Americans（米国の食事指針）によれば、「栄養の多くを食品や飲料から摂取するべきである」と指摘されています。食品には、健康によいとされるビタミン、ミネラル、食物繊維やその他の成分が含まれています。場合によって、栄養強化食品やダイエタリーサプリメントは、他の方法では1つまたは複数の栄養素の必要量を満たすことができない場合（例えば、妊娠などの特定のライフステージ）に有用です。

引用元：厚生労働省eJIM（イージム：「統合医療」情報発信サイト）

マルチビタミン/ミネラル(MVM)サプリメント

MVMを摂取したほうが良いですか？
食事だけでは十分なビタミンやミネラルを摂取できない人、低カロリー食を摂っている人、食欲がない人、特定の食品を避けている人（厳格な ベジタリアン や ビーガンなど）は、MVMの摂取を検討するとよいでしょう。また、医療提供者は、特定の医学的問題を抱える患者にMVMを勧めるかもしれません。

引用元：厚生労働省eJIM（イージム：「統合医療」情報発信サイト）

フルグラだけでは、たんぱく質が足りない

　「フルグラが悪い」という話ではありませんと。「フルグラだけで済ませると、たんぱく質が足りない」ことが問題です
　たんぱく質の不足は牛乳や肉(サラダチキンなど)・魚で補うことで、グッと良くなります
　足りないものをどう補充するのか？いちいち考えるより、ルーチン化した方が簡略化できます
　上であげたメニュー例を、参考になさってはいかがでじょうか？

日本人に理想的なエネルギー産生栄養素のバランスはたんぱく質（Protein）13～20％、脂質（Fat）20～30％、炭水化物（Carbohydrate）50～65％とされています

引用元：農林水産省　ウェブサイト

毎朝の主食をいちいち考えたくない方は、ずっとフルグラでいいかも！？

　明日の朝は何を食べよう？お米炊かなきゃ。パン買っておかなきゃ…。そんなことを「毎日考えたくない！面倒くさい！」という方のズボラ飯に、フルグラは最有力候補の一つです。朝食の主食をフルグラで統一すれば、考える手間はありません
　フルグラは、まとめ買いでストックが可能。特売日などにまとめて買ってしまいましょう
　「毎朝同じものは嫌だな」とお考えでしたら、候補の一つとしてお考え下さい！

フルグラで朝食をとり、良い一日を！良い睡眠を！

眠りモードから活動モードに切り替える際、朝食は役に立ちます。「面倒くさいから朝食は食べない」とお考えの方こそ、簡単フルグラ朝食はいかがですか？

定期的な運動、規則正しい食事は、睡眠と覚醒のリズムを安定させます。とくに朝食と朝、光を浴びることは大切です

引用元：睡眠衛生指導　東京女子医科大学病院　睡眠科

フルグラは“付き合い方”がカギ！

「楽して、そこそこ健康に」がズボラ飯のモットー。
フルグラともうまく付き合って、賢く一日をスタートさせましょう！

免責事項

・本記事で提供する健康情報は、あくまで一般的な内容であり、一個人としての経験や知見に基づいて発信しています
・紹介する食品や食材を多量に摂取することで、病気が治ったり、健康がより増進するものではありません
・サプリメントや健康食品は、あくまで日々の食事を補う手段の一つです。持病のある方や薬を服用中の方は、自己判断せず、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください
・当サイトでは、個別の健康相談には応じておりません。現在、治療や保健指導を受けている方は、必ず担当医の方針を優先してください